アクリル塗装

アクリル塗料は塗料の費用が安い（1,200～1500/㎡）ことがメリットといえます。数年毎にリフレッシュをしたい場合などにオススメの塗料です。アクリル塗料は紫外線によってラジカル（劣化因子）が発生しやすく、数年で塗膜の光沢が失われ変色や褪色が目立つようになり、劣化が進むと機能が発揮されなくなってしまいます。

ウレタン塗装

耐用年数は8年～10年程度。費用は1,800～2,200円/㎡程度。
ウレタン塗料の最大の特徴は、「弾性」を持つ点です。ウレタン塗膜は柔らかく動いて割れを抑止することができます。 

シリコン塗装

シリコン塗料の耐用年数は10年～12年程度・費用は2,200～2,700円/㎡程度です。シリコン塗料は長い期間外壁を美しく保つことができ、紫外線にも強いため外壁の中でも紫外線が当たりやすい部分によく使われています。どの塗料を使うべきか迷った場合は、コストと耐久性のバランスの良さが魅力のシリコン塗料をオススメします。
１．耐用年数が長い
２．価格と耐久性のバランスが良い
３．汚れが付きにくい
４．紫外線に強い
５．光沢保持率が高い

ラジカル塗装

ラジカル塗料の耐用年数は12年～15年程度です。費用は2,700～3,000円/㎡程度。
「ラジカル」とは、外壁・屋根塗装の塗料に含まれている顔料に、酸素・水・紫外線などが触れることによって発生する劣化因子のこと。
このラジカルの発生を制御する塗料のことを、ラジカル塗料と呼んでいます。外壁に触れると、手にチョークの粉のようなものが付着する「チョーキング(白亜化)」は、ラジカルによって生まれる塗膜劣化現象の一つです。
「ラジカル塗料」は、このようなチョーキング現象の発生を抑えるために開発されているため、耐久力が高いのです。また親水性にも優れているため、雨水による汚染を防ぐ力もあります。

フッ素塗装

フッ素塗料の耐用年数は15年～18年程度・費用は3,500～4,500円/㎡程度。
すなわち塗装の寿命が長いことを意味しますので、塗り替えの回数が少なく結果的にトータルコストを抑えられるというメリットがあります。フッ素系塗料の特徴として光沢感があり、艶があるので外観が新築のようにきれいに見えます。

＊フッ素系塗料のデメリット
価格が高いことが難点です。また、一度フッ素を塗装するとその結合力の強さにより次の塗装をする際に特別な下塗りをしないとその結合力があだになり塗料をはじくのでシリコン塗料などより費用が掛かるという欠点があります。家を長持ちさせたい人、長期的に考えてコストを抑えたい人、光沢のある質感が好みの人におすすめの塗料といえそうです。

無機塗装

紫外線による劣化や変色を受けにくい無機物の特性を活かした塗料であるため、無機塗料は高い耐候性があります。